2010年4月5日月曜日

17人の参加作家

今回のグループ展の参加人数は17名、銅板画、リトグラフ、シルクスクリーンの技法を用いた作品を展示します。

●参加作家名:
【銅版画】アンドー ヒロミ、石橋 佳子、小川 瑠衣子、小高 美保、オバタ クミ、小山 ゆうこ、木沢 丈一、城野 由美子、永島 幸子、松本 里美、岬 真南、森 さおり、林 陽子、山宮 律子
【リトグラフ】濱中 大作、三浦 志賀子
【シルクスクリーン】本多 ナオ

銅板画にはエッチング、ドライポイント、アクアチントなどの様々技法があり、手の平の細密な宇宙を思わせる、奥深い世界を堪能していただけると思います。

リトグラフも同様に、思いのほか細かな描写が可能であり、また銅板画にはないフラットで明快な表現と併せて版画印刷の美しさを改めて感じていただけると思います。

シルクスクリーンもリトグラフと同様に銅板画に比べれば若い分だけ元気な技法でありまして、可能性を秘めた版画技法です。

なにより参加作家達の多様性が会場に無音の反響をなしている事と思います。プロのイラストレーターとして活躍する人、デザイナーをやる傍ら、洗礼された版画作品を作ることをライフワークとしている人、美術表現の探求を続ける作家、また内に秘めた情熱と技術を版画という技法に託している人など、実に奥深い美術風景を御覧いただける事と思います。作家それぞれの思いと技術を精錬した一葉の蔵書票をご実見していただけたら幸いです。